ファクタリングは業種を問わず中小企業や個人事業主に幅広く活用されている資金調達法です。
ネット上ではファクタリングに関する様々な情報があふれかえっています。
売掛先へ連絡は必要ですか? 登記は必要ですか? 金利がつきますか?売掛先へ連絡すると危ない会社と思われませんか?
ファクタリングという仕組みを初めて聞く方や、利用してみたいがやはり不安、別のファクタリング事業者で上手に利用できなかった、ファクタリング会社を比較する際のポイントが知りたいなど、誤解されている部分も多いファクタリングの仕組みについて説明します。
- ファクタリングはどのような売掛債権が対象となりますか?
あるゆる業種の売掛債権がファクタリングの対象となります。
医療機関の診療報酬債権や介護業者の介護報酬債権、運送料債権、工事請負債権などに特化しているファクタリング会社もあります。
広告業界を得意とする業者、建設業を得意とする業者もあります。
- 不良債権も対象になりますか?
売掛金の回収が遅れているいわゆる不良債権は通常取り扱いはしていません。
不良債権を喜んで引き受けますと宣伝している場合業者もあるようです。
取り引き内容はよく確認してください。
- 給与債権ファクタリングもありますか?
給与債権は通常取り扱いはしていません。
銀行や消費者金融でお金を借りられない方でも、給料ファクタリングはブラックでも即日給料を資金化できると言われています。
個人向けのファクタリングで、給料日前にどうしてもお金が必要な時に便利とのことですが、当サイトではこのようなファクタリングサービスは取り扱っていません。
取り引き内容はよく確認してください。
- 創業1年未満で、まだ決算をしていませんが利用できますか?
創業して間もなくても、決算書がなくても、売掛金があれば問題なく利用できるのがファクタリングです。
- 赤字決算・税金滞納がありますが、利用できますか?
ファクタリングは売掛先(取引先)の与信を重要視しているため、申込をされる会社の決算や信用情報は審査に響きません。
- 申し込みから入金までどれくらいかかりますか?
ファクタリング会社の多くは最短翌日から、または即日・当日の入金実行を可能にしています。詳しくはファクタリング会社に確認してください。
- 査定は無料でできますか?
ファクタリング会社は売掛金・ファクタリングの査定を電話や訪問、来店で無料で行なっています。ほとんどの会社でフリーダイヤルを設けているのでまずは電話で相談してみてください。
その時にはファクタリング会社の電話の応対の仕方や、雰囲気なども感じ取ってください。
- 必要書類は何がありますか?
申込・相談時と契約時によって必要書類は異なります。
申し込みに必要な資料は、申込書、請求書や注文書などの売掛債権を証する成因証書、預金通帳のコピーなどになります。
契約時に必要な書類は、登記簿謄本、印鑑証明書、身分証明書などが一般的です。
ファクタリング会社によって異なりますのであらかじめご確認ください。
- 売掛先にファクタリング契約を知られてしまいますか?
ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。
2社間ファクタリングは売掛先に通知せず、ファクタリング会社と顧客の2社間で契約を締結するサービスです。
3社間ファクタリングはファクタリング会社と顧客と売掛先の3社間で契約を締結するサービスです。
2社間ファクタリングであれば売掛先に知られずに利用できます。
- 取扱い可能地域はありますか?
ファクタリング会社では全国対応している会社と、地域・地方に密着している会社があります。
全国対応している会社で、大都市圏に支店を出している会社もあります。
ファクタリングは郵送での書類のやり取りも可能なので、全国の地域を取り扱っている会社が多いようです。
- ファクタリングは融資とは違うのですか?
資金調達という意味では似ていますが、ファクタリングは貸金業ではありません。
借入は金利や利息の支払いや元金の返済義務がありますが、ファクタリングは売掛金の売買ですので返済義務がないのが特徴です。
資金調達にかかる日数や審査の難易度もファクタリングの方が低く、比較的調達しやすい資金調達方法となります。
- ファクタリング会社は貸金業ではないですか?
ファクタリング業は、貸金業法の貸金業ではありません。
ファクタリングは売掛金の売買のため、返済義務がありませんので、貸金業には当たりません。
貸金業法上の貸金業登録をする必要はありません。
- ファクタリングの金利はどれくらいですか?
ファクタリングは貸金業ではないので金利はありません。
金利**%とか、月々利息がいくらとかはありません。
ファクタリングは売掛金債権を買取る際に手数料をひいて資金を渡します。
それがファクタリング契約となります。
目安として手数料は2社間ファクタリングで10〜20%、3社間ファクタリングで5〜9%と言われています。
- 2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いは何ですか?
2社間ファクタリングは売掛先に通知せず、ファクタリング会社と顧客の2社間で契約を締結するサービスです。
3社間ファクタリングはファクタリング会社と顧客と売掛先の3社間で契約を締結するサービスです。
売掛先に知られずに資金を調達したい方は2社間ファクタリングがおすすめですが、一般的に2社間ファクタリングの方が手数料が高く、手数料を安く抑えたい方は3社間ファクタリングがおすすめです。