金融庁や日本貸金業協会は、給与の買い取りなどをうたって金銭を貸し付ける「給与ファクタリング」について注意を呼びかけています。
給与ファクタリングを利用すると法外な手数料を支払わされたり、勤務先への電話など違法な取り立てを受けたりする危険性があります。
金融庁や日本貸金業協会は注意喚起チラシやリーフレットなどを作成し、絶対に利用しないよう呼びかけています。
給与ファクタリングは個人の給与を債権名目で買い取って現金を渡し、手数料を請求する手法です。
インターネットやスマートフォンのホームページやSNSで「給与前借」「給料日前に現金」「自己破産・ブラック(金融機関から借り入れができない人)もOK」「借金ではない」「即日入金」などと持ちかけ、当座の生活資金に困ったサラリーマンなどが給与の前借感覚で利用したりしているようです。
一方、利息制限法の上限を大きく超える年利数百%もの高額な手数料を請求されたり、自宅や勤務先で執拗な取り立てを受けたりする被害が発生しています。
消費者問題に詳しい弁護士や司法書士が違法性を指摘するなどして警鐘を鳴らしています。
給与ファクタリングについて、金融庁は「個人の賃金債権を買い取って金銭を交付し、個人を通じて資金を回収する業務は貸金業に該当する」と指摘し、貸金業登録を受けていな違法なヤミ金融業者の利用に注意を呼びかけています。
ヤミ金融被害や多重債務トラブルを自力で解決することは困難です。
一人で悩まずにまずは相談をしてください。
金融庁
給与の買取りをうたった違法なヤミ金融にご注意ください!
https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/kinyu_chuui2.html